RSS | ATOM | SEARCH
大阪府で何が起こっているのか
 橋下徹大阪府知事ならびに知事が率いる府議会与党の維新の会は、地方自治法違反を犯しています。橋下徹氏は、大阪府の行政府の長であり、また、立法府の過半数を制する与党の党首です。これまでの地方政治は、国政のコピーでした。そのため、権力者の暴走も政党組織内でチェックが効きました。地方政治の立法府と行政府が対立する構造だからです。けれども、地域政党の時代を迎え、2府の権限をひとりの人物が兼ねると暴走をチェックできなくなりました。これは大阪府だけが抱える問題ではありません。日本のどこの地方自治体でも起こりうる問題です。

ことのあらましは次の通りです。橋下府知事ならびに維新の会は、国家斉唱中に不起立した職員を懲戒免職できる条例を大阪府議会に提出しました。

これを地方自治法の視点からまとめます。知事や府議の権力を定めるのが地方自治法です。同じくこの法律において、教育委員会は、知事からの独立を定めているのです。けれども、橋下府知事は、大阪府教育委員会の賞罰人事に介入する条例を、府議会に提出しました。近く、可決されるみこみです。

教育委員会の独立(文部科学省)

橋下徹氏のやっていることは、はっきり言ってダブルスタンダードです。橋下徹府知事は、この条例が可決されても、教育委員会の人事に口をはさまないと明言しています。一方、大阪府議会与党の維新の会は、この条例の運用について、大阪府教育員会を問いただせるのです。そして、橋下府知事は、規則を破って不起立の職員がいる、けしからんと叩けるのです。今でもやってますもんね。ついでに、不起立の職員はクビになれ、ボクはそのために条例を通したんだぞ、と言えるわけです。


橋下府知事ならびに維新の会はグルになって、地方自治法を破っているのです。この手口は、教育委員会だけでなく、どの行政委員会にも有効です。選挙管理委員会も人事委員会も監査委員も、条例で業務を定め、賞罰人事の基準を定めることが通ってしまいます。これは、行政府の権限と立法府の権限を一身に兼ね備えている地方政治家がいる自治体なら、どこでも起こりうる問題です。

author:taiga, category:-, 18:58
comments(1), trackbacks(0), pookmark
スポンサーサイト
author:スポンサードリンク, category:-, 18:58
-, -, pookmark
Comment
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
履歴書の賞罰, 2011/10/10 9:31 PM









Trackback
url: http://jpquixote.jugem.jp/trackback/87